ワセリンの魅力的な効果と使い方!ほかのスキンケアにはないポイント

ワセリンは保湿効果をもつ天然オイル。スキンケア以外にも使えて、コストパフォーマンスに優れています。低刺激なので乾燥肌や敏感肌、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層で使えます。ワセリンは、適切に使うことで効果をさらに引き出すことができます。    

年々拡大する市場にともない、さまざま種類のスキンケア用品が販売されている昨今、

効果が多岐に渡る「ワセリン」が人気を集めています。

 

ワセリンとは、石油を原料につくられている半固形の天然オイルです。

成分は油脂だけ、白色から微黄色で、においはありません。

 

ワセリンは肌にやさしいとされ、化粧水やクリームとは異なる性質を持っています。

 

ここでは、ワセリンの特徴と効果、使い方について解説します。

 

ワセリンの特徴

ワセリンは、他のスキンケア商品と違い

「ワセリン以外の成分が含まれない」ことが特徴としてあげられます。

また、ワセリンは酸化や温度変化に強く、変質しにくい性質があります。

 

微生物も繫殖しにくく、他のスキンケア商品と違い

「品質保持のための余分な成分」を配合する必要がありません。

ここでは、ワセリン以外の成分が含まれないことでどのような利点があるのか解説します。

 

肌への刺激が少ない

ワセリンは成分数が少ないため、塗ったときに肌へ与える刺激が少ないことも特徴としてあげられます。

 

多くのスキンケア用品は、保湿機能や使用感を改善するため、

さまざまな保湿成分や添加剤を組み合わせて配合しています。

そのため、成分が増えることで肌を刺激する可能性が高まり、

かゆみや発疹、アレルギー反応が起こる場合があります。

 

たとえば、化粧水やジェル、クリームなどのスキンケア用品には、

さっぱりとした使用感を出すためにエタノール(アルコール)が含まれています。

エタノールは皮膚への刺激性があり、人によっては肌が赤くなる成分です。

 

また、スキンケア商品は水を含むと微生物が繁殖しやすくなるため、防腐剤やpH調整剤が必要です。

これらの成分にも肌に刺激があるとされるものがあります。

 

対して、成分数が少ないワセリンは、皮膚を刺激し、

肌トラブルに発展する可能性がとても低いといえます。

 

コストパフォーマンスに優れている

ワセリンがコストパフォーマンスに優れている理由は、大きく分けて3つあります。

 

1回たりの使用量が少ない

ワセリンを顔へ使用する場合、1回の使用量は米1粒大ほどです。

油であるワセリンを塗りすぎると、べたつきやテカリの原因となってしまいます。

たくさん使う必要がないためコストが削減できます。

 

価格が比較的安価である

販売されているワセリンの多くは1,000円以下で購入できます。

ほかのスキンケア用品に比べ成分数が少なく開発コストもかからないため、安価な傾向にあります。

容量の小さい商品の中には数百円で購入できるものもあります。

 

使用用途の幅が広い

ワセリンはスキンケア以外の用途にも使えます。

ワセリンはほかの成分と反応しにくいため、別のスキンケア用品とあわせて使えます。

また、刺激が少ないため傷口や粘膜など、使用できる部位も広いです。

 

傷口に塗ることで止血や雑菌の侵入を防ぐことができるほか、

花粉症対策として鼻の周辺や内側に塗る使い方もあります。

 

リップクリーム代わりに唇に塗る、化粧下地に使う、自作の練り香水の材料にすることもでき、

ほかのアイテムを代用して費用を抑えることができます。

 

ワセリンの効能効果

ワセリンはスキンケア用品として使えますが、

副作用があらわれる場合やワセリンを使用すべきでない症状もあります。

ワセリンのもつはたらきを理解することで、より安全に使用することができます。

 

ここでは、ワセリンの保湿効果と副作用について解説していきます。

 

保湿効果がある

ワセリンには皮膚がもつ保湿機能を補助するはたらきがあります。

 

皮膚表面の角質層には皮脂やセラミド、天然保湿因子(NMF)と呼ばれる保湿成分が存在し、

肌内部の水分が失われないようフタの役割をしています。

 

空気の乾燥や紫外線によって角質層のフタとしての機能が失われると、

水分が皮膚表面から蒸発するのを防げなくなり、肌が乾燥してしまいます。

 

ワセリンは角質層の表面に密閉性の高い膜をつくり、皮脂やセラミドの代わりに水分の蒸発を防ぐのです。

 

クリームやゲルと違い水分を含まず揮発しないので、持続性に優れます。

 

また、水分の蒸発を防ぐことでうるおいを保持し、

皮膚をやわらかくしてくれる効果(エモリエント効果)も期待できます。

 

副作用もごくまれに認められる

ワセリンは刺激が少なく、ほかの成分と反応する可能性は低いですが、

副作用もごくまれに認められています。

 

主な副作用は、接触性皮膚炎です。

ワセリンを塗った箇所に赤み、かゆみなどの異常が認められた場合は、

すぐに使用をやめて医師の診断を受けましょう。

 

また、ワセリンが水分の蒸発を防ぐことで塗布した部分が熱をもち、かゆみが生じる場合があります。

体温が高い赤ちゃんやこどもに使用する際は注意しましょう。

 

そのほかにも、脂漏性皮膚炎など皮脂の過剰な分泌が原因と思われる患部への使用は推奨されていません。

ニキビへの使用も、毛穴をふさぎ症状を悪化させる可能性があります。

 

炎症やかゆみを直接抑える効果もないので、症状が軽減されるまで時間がかかります。

ワセリンの作用を理解して、適切に使うことが大切です。

 

 

ワセリンの使い方

ワセリンは、使い切るまで時間がかかります。

 

ここでは、ワセリンを安全に使用するために、使う時の塗り方と保管方法について解説します。

 

ワセリンの塗り方

ワセリンはスキンケア用品として、ハンドクリームのように手に使うことはもちろん、

顔に使用することもできます。

 

使用量は、米粒大が目安です。

顔に使用する場合は、1~2粒分ほどをとり、うすく伸ばしましょう。

ワセリンは体温くらいの温度で溶け出してやわらかくなるので、手で少し温めると伸ばしやすくなります。

 

ワセリンを塗るときは、できる限りうすく塗るのがポイントです。

厚く塗ってしまうと、ほこりや雑菌が付着して肌を刺激する原因になります。

べたつきやテカリの原因にもなるので、塗りすぎてしまった場合は

ティッシュペーパーなどで軽く拭き取りましょう。

 

また、ワセリンには水分やうるおいを与える作用はないので、塗る前に水分を補うと効果的です。

お風呂上りや化粧水を使用した直後にワセリンを塗ることで、肌の水分を逃さず保湿できます。

 

 

保管方法

ワセリンはカビや細菌に強くて酸化されにくい成分なので、

クリームなどに比べると開封後も品質が変化しにくいです。

 

水分があるところに、カビや殺菌は繁殖します。

しかし、ワセリンのように油脂のみでできた物質には水分が含まれていないため、

菌に汚染される可能性は低いといえます。

 

ただし、濡れた手で触れたり、ほこりや髪の毛が混入したりすると、

そこに含まれる水分をもとに菌が繁殖するおそれがあります。

 

万全に管理する場合はチューブ型の容器に入った商品を購入し、

綿棒などで、少量ずつとるようにしましょう。

菌との接触を最小限にできるほか、成分が劣化する原因である空気や日光との接触を避けられます。

 

また、ワセリンは40℃付近で溶け始めます。

溶けると容器から漏れ出す可能性があるので、夏場は冷蔵庫などの冷所での保管も考えましょう。

 

 

もし、変色や古い油のようなにおいを感じるときは油脂成分が劣化しているので使用しないようにしましょう。

 

安価で優れた保湿効果が得られる

ワセリンは肌への刺激が少ないため、肌質や年齢を問わず使いやすいのが特徴です。

 

1回あたりの使用量が少なく長持ちするので、コストパフォーマンスに優れています。

 

また、1,000円以内で販売されているため、購入のしやすさもポイントのひとつです。

安全性が高いといわれているワセリンですが、皮脂の分泌が過剰な場合は使用が適さないなど、

肌に合わない人もまれにいます。

 

使用する際は、ワセリンの特徴を理解したうえで正しく使うようにしましょう。

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